「神山まるごと高専」学生まるごと日記【第16回】  ライターとして、学生として2025年度を振り返る(後編)

「神山まるごと高専」学生まるごと日記【第16回】  ライターとして、学生として2025年度を振り返る(後編)
2023年4月、徳島県の山あいにある町、神山町に開校した「神山まるごと高専」。全国で20年ぶりに新設された、全寮制の高校専門学校として全国から注目を集めています。“テクノロジーとデザイン、起業家精神”を学べるユニークな学校には、いったいどんな学生が集まり、どのような勉強や寮生活を送っているのでしょうか。気になるあれこれを学生自らが綴る、人気連載です。

“神山まるごと高専生”の今がわかります。お楽しみください!
夢実さん

【第16回】  ライターとして、学生として2025年度を振り返る(後編)

書き手:松原夢実さん(2年生)

2025年度最終回となる第16回は、初回も担当しました松原夢実(まつばらゆめみ)がお届けします。春休み中は閉寮するため、それぞれの実家へ帰省する学生たちがどのように過ごすのか。第15回の前編に引き続き、ゆったりのんびりな座談会をお楽しみください。


夢実:みんな、春休みは何するのー? 今は何してるのー?

小芭音:家でamazonプライムを見ます。

夏:えー楽しそう! 私は大阪のゲストハウスでインターンをします!

理楽:え? 大阪?

夏:そう。3月はもうずっと大阪にいる。理楽は兵庫に居るから、調整すれば会えるかも(笑)?

小芭音:ゲストハウスのインターンって何するの?

夏:ゲストハウスの業務をするよ。掃除とか洗濯とか。他にも色々あるらしい。私たちの春休みって長いから時間の使い方が難しいなって思う。

赤色が似合う夏さん
▲赤色グッズが似合うなっちゃん。ある日はコートもインナーもシャーペンも赤色でした。

夢実:1か月半(今年は2月14日から4月3日まで)くらいあるもんね。

小芭音:本当にね、長いよね。過ぎてしまうとあっという間だけど、振り返ったときに「1ヶ月半もあったよな……」ってなっちゃうのが怖い。焦っちゃう。

理楽:今始まったばっかりだけど、私は「何かしなきゃ!」ってつい思っちゃう。

小芭音:気がついたらずっとドラマ見て春休みが終わったみたいにはならないようにしなきゃ。

夢実:休憩しつつ活動しつつが大事だよね。神山にいる時は常にバタバタしている感覚があって。

夏:分かる。

水祈:私も来年度の抱負として「ちょっとゆっくりする」を掲げてみた。今年度にたくさん挑戦して、自分の進みたい方向とかも見えてきたから。来年度は3年生になるし、進路についてもちょっと考えながら、興味があることに絞り込んで挑戦していきたい。「ラシクル」のライターはこれからも続けたいなー!

ニコニコと笑う夏さんと水祈さん
▲普段は落ち着きがあり大人っぽい水祈(右側)。大好きなチョコレートを渡すと写真のような無邪気なニコニコ笑顔を見せてくれます。

小芭音:記事として書けることはまだまだありそうだよね。だって、4期生が入学したら学生が160人になって、学生生活も色々変わりそう。40人も増えたら、食堂もパンパンになって、給食とるの大変そうだなー。今までとは違う学校の様子も届けられるもんね。あ、今度新しくできる2期寮(4,5年生が生活する寮)の使い心地とか先輩に聞いて書きたいかも!

夏:いいね、読んでみたい! あと、3年生になると、授業も専門科目が増えてくるよね。

水祈:3年生になると起業する人も増えそうだね。2年生で「起業家探究(起業する上で欠かせない、課題発見・検証・資金調達・ピッチなどのプロセスについて実践的に学ぶ授業)」の授業を受けて、起業意欲が湧いた学生も多いイメージ。同学年でもすでに起業に向けて動いている人もいるし。

理楽:うんうん、私も何しようかなー。

笑顔の理楽さん
▲私(右端の後ろ姿)のフードについているのは周りに映えている草です。ポカポカしていて気持ちが良かったので実は撮影前に寝っ転がっていました。

夏:ライターをして印象的だったことが、データビュー(連載ごとの閲覧回数など)を見せてもらった時で。私たちが書いているものがちゃんと届いていることや読んでもらえていることが嬉しくて。来年ももっといろいろな人に届いたらいいなって気持ち。

小芭音:ありがたいよね。

理楽:うんうん、でも私はもっと多くの人たちに届けられる工夫ができるようになりたいなって思った。

夢実:本当に貴重で素敵な機会をいただいたよね! 楽しくお話ししていたらあっという間に終わりの時間が近づいてきちゃったよ。じゃあ、私のおすすめ記事は前編で紹介したから、他のみんなのおすすめも聞いて終わりたい! 読者の皆さんへのメッセージと共に教えて欲しいなー。では小芭音から!

小芭音:そうだね、うーん。まずは一年間ありがとうございました! 私たちの学校、学生って変わっているところもあると思うし、でもそれでいて普通の高校生らしいところもやっぱりあると思うし。そういった波、揺らぎを面白がっていただけるような記事が書けたらいいなと思っていたので、興味を持ってもらえたら嬉しいです。私のおすすめは第2回の「私が『私が神山まるごと高専』を受験した理由」かな! 一緒にいる仲間が今この場所に立つまでの努力の過程を知ると「私も頑張らなきゃ!」って思えるんだよね。読み応えのある記事になっているのではないかと思います!

理楽:うんうん、わかる。私はみのりんの「全力で楽しむ、ふざける」(第11回)かな。等身大の私たちを届けられていると思うし、だからこそ読者の方の中でも新しい発見もあったんじゃないかなって。ワクワクできる日記でおすすめです! 改めて、日頃から読んでくださる方々、ありがとうございます。この連載は本当に素敵な機会だなと思っていて、私は自分がなりたい自分になるために言葉をもっと自分のものにしていきたいです。これからも頑張りたいと思います! じゃあ、次はなっちゃん。

運動会の様子
▲スカラーシップパートナー企業のみなさんと一緒に運動会を開催した時の様子。

夏:さっきの話とも重なるけど、読んでいただけていることが嬉しい。「まるごと日記」っていうコンセプトで書いて、ただ起こったことだけじゃなく、私自身が、書き手が“どんなことを考えて、何をしたのか”を書くのが新鮮だったかな。客観的な事実を文章にすることは経験があったけど、自分の思いや考えを言葉にして届ける経験がなかったから。成長も実感しているし、もっと書きたいなって思ってる! うーん、私は、理楽の「ATHENA」の記事(第10回)が印象に残ってるかな。まるごと祭はいろんなコンテンツがあったけど、その一つ一つにどんな思いが込められていたか、当日までに他の学生がどんな努力をしてきたかって知る機会がなかったから、そんなふうに考えてたんだーってステージを思い出して感動した!もう一度まるごと祭やりたいくらい!

理楽さんが所属するアイドルチーム
▲理楽(右端)が所属するアイドルチーム「ATENA(アテナ)」。

水祈:たしかに、あの記事も良かった! そうだなー、私は元々文章を書くのが好きでライターにも挑戦してみたんだけど、実際に書いてみたら当たり前に〆切があって推敲もたくさん入って。「自分が書いたものがこんなに良くなるんだ!」って驚いたのを覚えてる。自分の力不足を思い知ったし、もっと上手な文章を書けるようになりたいなって思った。私のおすすめの記事は第7回「学生寮長のお仕事」です。ゆめの等身大の言葉で書かれている感じがして、一番さらりと読めた! 学生寮長として前に立っている姿はいつも見ていたけれど、その裏で考えていることも知ることができて、学生目線からも知らないゆめの姿を知れたなと思うから!

夢実:やったー! ありがとう! 私は今まで内省のために文章を書くことはよくやっていたけれど、自分の活動や考えを文章で外に発信することはあまりやったことがなかったから。また内省の時とは違う書き方を意識して書いてみたから、新鮮で良い経験をできたなって思います!


学生ライターの会話はお楽しみいただけましたか?

ライター一同、楽しみながら記事を書くことができましたし、たくさんの学びを得ました。それも読者の皆様の応援のおかげで成り立ったことです。本当にありがとうございます。2026年度(5月よりスタート予定です!)もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、次は誰の日記でしょうか?

学生ライターのみなさん

<書き手:松原夢実(2年)>