阿波おどりは年中無休!
~有名連「うずき連」の日々~
【第2回後編】踊りに衣装にご注目を!

阿波おどりは年中無休! ~有名連「うずき連」の日々~ 【第2回後編】踊りに衣装にご注目を!

【第2回後編】踊りに衣装にご注目を!

後編は衣装について、女子部長の平島が紹介しますね。

うずき連の衣装をよく見ていただくとわかるのですが、女踊りの衿元や男踊りの格子模様には竹があしらわれています。

▲衣装にも注目してみてくださいね。

鳴り物の衣装もわかりにくいですが、じつは足元から徐々に黄葉しているのは竹なんです。すでに気づいていた方がいたら、かなりのうずき連通(笑)! 竹は成長過程において節を作りながらまっすぐ伸び、節があるからこそ強くてしなやか。そう、うずき連が目指す踊りのイメージそのものなんです。

▲鳴り物の衣装も竹が色づく様子、黄葉をイメージ。

また、女踊りの衣装デザインは、女子部発足当初(昭和38年)から現在まで、なんと60年以上も変わっていないんです。生地にもこだわっていて、サーモンピンクの長襦袢には機能性や快適性を重視するため『絽(ろ)』を、着物には優雅に軽く揺れるよう限りなく薄いテトロンを採用しています。

▲昭和43年頃の踊り子さん。

あと、是非とも見ていただきたいアイテムが「お飾り」です。今ではどの連にもいろんな装飾品を付けた女踊りを見かけますが、昭和30年代後半に初めてお飾りを身に着けたのがうずき連でした!

▲女踊りの腰にぶら下がっているのが「お飾り」。連ごとに違うのでこちらも注目ポイントです。

昭和38年に女性第一号で入連した連員のお母様が、女性のゆかたでは腰のあたりが非常に寂しいということで、「つつみ」を手作りで作製したのが始まりです。踊りと衣装にマッチするよう配色にも気を配り、金色と黒色のつつみに朱色の紐をなびかせた「お飾り」が完成。現在でも、色・形・サイズともに当時と全く変えることなく、女性連員が各パーツを手作りすることで、初代から受け継がれてきた伝統を守り続けています。

▲各踊り子がチクチク手作りしています。つつみは折り紙でできています。

美しさに定評あるうずき連の女踊りの原点が、この“お飾り”にあると言っても過言ではありません。今日もうずき連の女踊りの腰元には優雅に揺れています。

今年のお盆は5年ぶりに復活する紺屋町演舞場が話題となっていますが、阿波おどりを観るのは演舞場だけではなく、街角で不定期に行われる「輪踊り」も魅力のひとつです。うずき連も毎年期間中毎日必ず両国橋北詰交差点付近で「輪踊り」をやっています。いつやるかは当日のお楽しみ! 超間近で踊るのが見られるのでものすごい熱気と熱量です。皆さん、ぜひ阿波おどり本番の徳島でお会いしましょう♪ 踊らにゃソンソン~♪

次回はイベントや県外遠征、結婚式などの余興などなど、“夏の阿波おどり以外でもじつは踊ってるんですよ話”をできたらと思っています! お楽しみに~。

<書き手 女子部長:平島春香>

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うずき連
HP  https://uzukiren.com/
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<出演スケジュール>(~11月まで)
★阿波おどり2024内のスケジュールはインスタグラムでご確認ください。

8月17日(土)・9月23日(月)・10月27日(日)/阿波おどり会館(徳島市)
9月8日(日)・10月20日(日)/tonaru SETO(鳴門市)
10月5日(土)/刑務所矯正展 at あすたむらんど(板野町)