徳島といえば、「阿波おどり」。毎年8月9日から始まる鳴門市の阿波おどりを皮切りに、徳島市では11~15日まで開催されます。開催期間中には国内外より10…
徳島といえば、「阿波おどり」。毎年8月9日から始まる鳴門市の阿波おどりを皮切りに、徳島市では11~15日まで開催されます。開催期間中には国内外より100万人を超える観光客が訪れるといわれている、日本を代表する盆踊りです。
本連載は、有名連のひとつ、「うずき連」の連員さん自らが執筆。日々の練習やオフシーズンの過ごし方、阿波おどりに対する思いなど、意外と知られていない活動の裏側も含めて惜しみなく語っていただきます。
前編はこちらから!
【第3回】オフシーズンも出演は続く!(後編)
今年の夏本番直後の8月24日には「東京高円寺阿波おどり」へうずき連単独で出演してきました。姉妹連である「ひょっとこ連」の結成60周年と姉妹連締結10周年をお祝いするためです。
ひょっとこ連と初めて出会ったのが、平成6年から3年連続で参加した茨城県潮来町で開催された「全国おどりの響演」の出演時でした。それからはや30年、今や唯一無二の姉妹連として切磋琢磨する存在とのまさに運命的な出会いでした。
ちなみに、姉妹連とは連同士の特別な結びつきを表現したものです。ひょっとこ連とうずき連は姉妹連提携に関する協定書を締結することで、正式に姉妹連であることを公表してします。衣装や団扇のデザインや出演時の構成・演出等を共有し、阿波おどりの発展や技術継承について互いに連携し協力し合う存在として切磋琢磨しています。以降、年に4回の合同練習を実施し、徳島と高円寺の阿波おどりに相互で参加することで交流を深めています。
また、地域貢献の一環としてボランティア出演も積極的に行っています。今年度も医療施設や老人ホーム、グループホームを訪問したり、イベントなどに出演したりしました。直接阿波おどりを観る機会が少ない方々にも阿波おどりを間近で楽しんでもらえるよう今後も継続していきたいと思っています。
来年はいよいよ「大阪・関西万博」が開催されます。前回、昭和45年の大阪万博への出演を契機に阿波おどり人気は全国区となりました。10月から県内の有名連や学生連等の鳴り物が集まり、万博本番に向けて合同練習を開始しています。来年5月2日、3日に徳島の阿波おどり連が一丸となって大阪・関西万博を盛り上げます。ぜひ皆さんお越しください!
最終回となる次回は、うずき連の個性あふれる連員たちやおどりの構成、有名連あるある話など、ここだけの話をご紹介できればと考えています。お楽しみに!
<書き手 副連長:佐々木圭子>
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うずき連
Instagram @uzukiren
<出演予定スケジュール>(~2025年3月まで)
★スケジュールは変更になる場合もありますのでインスタグラムでご確認ください。
12月4日(水)・2025年2月1日(土)・3月12日(月)/阿波おどり会館(徳島市)
12月22日(日)/tonaru SETO(鳴門市)