目次 ご挨拶 お料理 お料理 作り方 ひとこと ご挨拶 先月、マイカーで3泊4日、夫婦で九州へ旅してきました。 愛媛からフェリーに乗ったら、…
ご挨拶
昨夏から冷やしラーメンのスープを手作りするのにハマって、2年目の夏を迎えました。鰹節、昆布、煮干し、干し貝柱、干し椎茸がずらりと並び、キッチンはすっかり乾物屋さんのよう!そんなさまざまな乾物を足したり引いたりしながら、透き通ったキラキラスープを目指して、今年は3度ほど作っては家と会社で振る舞ってきました。ところがあっという間に9月を迎え、早くしないと冷やし麺の季節が終わりそう!というわけでフィニッシュはとっておきを。ひと夏、冷凍庫にコツコツ貯めた鱧がら(夏前ごろからスーパーや産直などを探すと鱧の頭や骨だけが格安に売られています。徳島ならではですね。)をじっくり煮出したスープで、鱧ラーメンに。すっきりとした味わいの中にも旨みが滲み出ていて、今年の最後の1杯にふさわしい美味しさでした。
毎回のびのび楽しく書かせていただいている連載、前回から「オーバッシュカフェみわこのワンプレートごはん」としてリニューアル!簡単調理3品で作ったワンプレートがテーマです。
まず、ラシクルモールの中からその季節に食べたいメインをひとつチョイス。徳島の季節の食材と組み合わせながら作ります。3つのお料理は、作り置きをして常備菜としても使えるレシピです。ぜひこの季節の献立にお役立て下さいね。
お料理
[メインのおかず]鰹とカラフル薬味の生春巻き
[ごはん]メンマのりバターの混ぜごはん
[副菜]揚げごまどうふの納豆きのこソース
材料
【ラシクルモールからのお取り寄せ】
高知県産 かつお 本格わら焼きたたき
ひのまるメンマ4個セット
ごまとうふ たれ味噌つき 12個入り
【スーパーで買ったもの】
野菜(水菜・かいわれ・茗荷・生姜・紫蘇・おくら・パプリカ・きのこ)
青のり・天かす・バター・ライスペーパー
お野菜は全て徳島県産のものを使用しました
基本調味料の記載は除いています(すべて2人前です)
※この連載は「常備菜」もテーマにしているので、基本2人前とし、常備菜としても楽しめるよう少し多めに仕上がる分量を紹介しています。
作り方
[メイン]【鰹とカラフル薬味の生春巻き】
①水菜(1~2株)はざく切り、かいわれ(1パック)は根元を切り、茗荷(3個)・生姜(1かけ)・紫蘇(1パック)・パプリカ(1/4個)は千切りに。
②刻んだ薬味はさっと洗って、サラダスピナーやキッチンタオルで水けをよく切っておきます。
③約8センチに切った鰹を、棒状になるようにさらに縦3等分に切り分けます。
④ライスペーパーを水に潜らせてからまな板に置き、①と②と茹でおくらを巻きます。
⑤長さ10センチに巻いたら半分に切って完成。ポン酢やガーリックマヨでどうぞ。
※カラフル薬味は生春巻き以外にもお肉に添えたりお素麺に乗せるのもおすすめです。
<冷蔵保存:約2日>
[ごはん]【メンマのりバターの混ぜごはん】
①メンマ(1/2袋)は汁けを切って軽く刻んでおきます。
②あたたかいごはんにバターを1かけ落としてしゃもじでさっくりと混ぜます。
③ごはん、①の具材、青のり、天かすをボウルで混ぜて軽めの塩で味を整えて完成。
今回は600gのごはんに具材を混ぜて、半分を盛り付けました。
※多めに作って保存するときは、1個ずつラップに包んで冷凍して食べるタイミングで温めるとよいです。
[副菜]【揚げごまとうふの納豆きのこソース】
①きのこ(100g)に納豆のタレをまぶして電子レンジで1分ほど加熱します
②粗熱が取れたら納豆(1パック)とからしを加えて混ぜておきます。
③ごまとうふをそっと取り出し片栗粉をまぶして揚げ、お皿に取り出します。
④②を乗せて出来上がり。すだちの薄切りも添えてみました。
※納豆きのこは、白米はもちろん茹で野菜のドレッシングがわりにも
<冷蔵保存:約3日>
いただきます
ひとこと
<お料理のポイント>
メインの生春巻きは、さまざまな薬味を用意することで噛むたびにいろんな食感と味や香りが楽しめます。巻く時はまな板に湿らせたキッチンペーパーを引いて、キュッときつめに巻くと切りやすいです。アボカドやガリを一緒に巻いたり、鰹の代わりにサラダチキンやカニカマなどを入れても美味しいです。
メンマバターのごはんは、食感のアクセントに天かすを加えました。ごはんをボウルに入れたタイミングで先にバターを溶かし混ぜて、粗熱が取れて味をつけるタイミングで天かすを後入れするとカリッとサクサクのまま仕上げることができます。今回はバターと相性もいい鳴門のすじ青のりを使ってみました。
ごまとうふの揚げ出し豆腐は外はサクッと中はトロトロの揚げたてが堪りません。ぜひ食べる直前に揚げてあったかいうちに食べてください。あんかけを作るのが面倒なので、とろみは納豆にお任せ。よく練った納豆に、辛子は、ツーンとするくらい多めがおすすめです。
<盛り付けポイント>
花束みたいで可愛い生春巻きを斜めに据えて、揚げ出しは小皿に。混ぜごはんは小さなボウルに入れてからおしゃもじでギュギュッと押して、お子様ランチみたいなころっとした半円型にしてみました。
今回のお皿
カナムラアサコさんの皿
徳島県在住の陶芸家さんで、わたしのお店からも近い新町商店街にあるブティック、平岡商店さんでの個展で一目惚れして手に入れました。朝ごはんにパンやホットケーキを乗せるのにも、焼いた干物をどどーんと乗せるのにも和洋問わずぴったり。赤のチェックが可愛くて、インスタグラムにアップするたび「どこで買いましたか?」とコメントや質問が届くくらい、フォロワーさんからも人気です。
杉みわこ/o-ba’sh cafe.店長
東船場の天然酵母パン“オーバッシュクラスト”の2号店“オーバッシュカフェ”で店長として働きながら、1日中食べることばかり考えている根っからの食いしん坊。徳島食材を中心に作る自宅での夕食+夫の定点撮影を投稿しているInstagramは、飾らない等身大な食卓が人気でフォロワー11万人超。いつも共に食卓を囲む夫である通称“めがねくん”は、みわこ父の営む自家焙煎珈琲専門店“可否庵”の焙煎士。
におメンマの商品は、Lacycle mallでお買い求めになれます。
日本各地で大きな課題となっている放置竹林。竹は日本で暮らす私たちにはなじみ深い存在ですが、すさまじい繁殖力で成長が早く、周囲の木々の光合成を妨げて枯らしたり、根が浅いため大雨で土砂災害を引き起こす可能性があります。
私たちは放置竹林を美しくすることを目的に、孟宗竹の幼竹からメンマを作っています。
たくさんの人にメンマを食べていただき、里山の環境整備を進めていきたいと考えています。
ヤマク食品の商品は、Lacycle mallでお買い求めになれます。
創業明治27年から120余年、徳島県藍住町の地で日本の伝統発酵食品である味噌醸造を続けております。また長い歴史の中で味噌だけに限らず、甘酒など時代のニーズにも応えられるように多種多様な食品をお届けしております。