オーバッシュカフェみわこのワンプレートごはん
[第4回]夏休みにみんなで楽しみたい!夏の常備菜で手巻きパーティープレート

オーバッシュカフェみわこのワンプレートごはん [第4回]夏休みにみんなで楽しみたい!夏の常備菜で手巻きパーティープレート


ご挨拶

夏がやってきましたね。昨年の夏は職場へ糠床(ぬかどこ)を持ち込み、まかないに糠漬けを食べるのが大ブームに。でも秋が深まると箸の進みが悪くなりすっかり漬けなくなったので、糠床を袋に移して空気をぴちっと抜いて氷温チルド庫でお休みさせていました。今年も暑い7月に入り、ふと思い出して冬眠から目覚めさせてお味見してみると、昨夏よりも美味しくなってる!何が功を奏したのかは分かりませんが上手く熟成させることができたようです。定番の茄子や胡瓜、また、ゆで卵やマスカットなどの変わり種も漬けては楽しんでいます。醤油の代わりにすだちをきゅ!っと絞った爽やかな糠漬けは、徳島県民ならではの夏のご馳走ではないでしょうか。発酵食品を摂って日々元気に過ごせたらと考えています。

「オーバッシュカフェみわこのワンプレートごはん」は簡単調理3品で作ったワンプレートがテーマ。ですが、今回は夏休み真っ只中、ご家族やご親戚とみんなでわいわいお楽しみいただきたいということで、スペシャルバージョン!4品の副菜で手巻き寿司パーティープレートです。
ラシクルモールの中からその季節に食べたい食材をチョイス。徳島の季節の食材と組み合わせながら作ります。単体でもミックスして巻いてもどちらも美味しい今回の4つの手巻き寿司の具は、火を使わずに作れて、作り置きをして常備菜としても使えるレシピです。ぜひこの季節の献立にお役立て下さいね。


お料理

[ごはん]輪切りすだちと白ごまの酢飯

[副菜]

①まぐたく山芋
②アオリイカの沖漬け納豆
③小なすときゅうりの和え物
④卵黄しょうゆアボカドボート


材料

【ラシクルモールからのお取り寄せ】

マストミ まぐろのたたき身10食セット
江本水産 アオリとタコの沖漬け 選べる2個セット(化粧箱入り)
板野漬物食品 阿波のちびなす(冷凍小茄子浅漬)10袋
たむらのタマゴ たむらのタマゴ3種セット+たまごが恋するお醤油

【スーパーで買ったもの】

野菜(山芋・カイワレ大根・きゅうり・茗荷・アボカド・オクラ・すだち・生姜)
海苔・たくあん・納豆

お野菜はカイワレ大根とアボカド以外、全て徳島県産のものを使用しました

基本調味料の記載は除いています(すべて2人前です)

※この連載は「常備菜」をテーマにしているので、基本2人前とし、常備菜としても楽しめるよう少し多めに仕上がる分量を紹介しています。


作り方

[ごはん]【輪切りすだちと白ごまの酢飯】

①炊き立ての温かいご飯(2合)を寿司桶によそい、粉末寿司酢(すしのこ)をまぶします。

②うちわで仰ぎながら冷ましていきます。

③白ごまと薄切りすだちをのせて出来上がり。


[副菜①]【まぐたく山芋】

①たくあん(適量)は細切り、山芋(5㎝程度)は角切りにしておきます。

②流水解凍したネギトロ(2パック)と①をさっくりと和えます。

③ごま油と塩少々で味付けします。<冷蔵保存:約2日>


[副菜②]【アオリイカの沖漬け納豆】

①納豆(2パック)を付属の辛子のみ入れてよく練ります。

②アオリイカの沖漬け(1/2瓶)を汁ごと加えます。

③カイワレ大根をあしらいます。

<冷蔵保存:約2日>


[副菜③]【小なすときゅうりの和え物】

①小なす(1袋)は半割、きゅうり(1本)は乱切り、生姜(1かけ)はすりおろし、茗荷は(1本)刻み、オクラ(3本)は生のまま2㎜程の輪切りにしておきます。

②ボウルにオクラと生姜を入れて小茄子の漬汁を、大さじ1〜2程度加えてとろみが出るまで混ぜます。

③①の残りの野菜を加えて混ぜて完成。

<冷蔵保存:約2日>


[副菜④]【卵黄しょうゆアボカドボート】

①〜前日の夜に仕込みます〜

たまご(2個)の黄身と白身を分けて卵黄のみをタッパーに入れて、「たまごが恋するお醤油」をヒタヒタまで入れ、冷蔵庫で一晩休ませておきます。

②アボカド(1コ)を半割にし、種を抜き取り、①をそっと取り出してアボカドの穴に入れます。

※卵黄の醤油漬けは漬けた翌日〜3日間くらい楽しむことができます。
日増しに水分が抜けてトロッとしていきます。お好みの硬さでどうぞ。

<冷蔵保存:約3日>

★卵黄を漬けた後の残った醤油は、冷蔵保存で4日程度日持ちします。何かにかけたり、お料理に普段通り使っていただいても。


いただきます 


各料理のポイント

・マストミさんのネギトロはそのままで美味しいのですが夏らしく、歯触りのいいたくあんと軽やかな山芋を加えて、かさ増ししてたっぷり食べれるようにしてみました。すだちと白ごまを入れた酢飯と相性が良いです。

・今回初めて食べて、コリッコリねっとりで驚いたアオリイカの沖漬け。カイワレはたっぷり入れて和え混ぜてちょっとしんなりとさせても。このまま冷凍うどんや冷たいお素麺に乗せたり、冷奴に乗せたりしてもおいしく食べられます。

・わたしの家には子供の頃からこのちびなすをお中元に贈ってくださる方がいて、この季節の思い出の味となっています。食べる直前まで冷蔵庫でしっかりと冷やしておいて、海苔と酢飯にこの野菜の和え物だけを巻いて食べるのもとてもさっぱりとしていいです。豚しゃぶに添えても。

卵黄の醤油漬けは、生卵を殻のまま冷凍した後、流水解凍しながら黄身を取り出すと、卵黄をきれいなまんまるにすることも出来ます。海苔巻きおにぎりに乗せても。今回は余った白身でわかめスープを作りました。セットのお醤油もとてもおいしくて驚きました。


今回のお皿

司製樽さんの寿司桶

寿司桶ってそこまで頻繁に使うものじゃないから、一生1個の買い物だろうなと思って、新婚当初にかなりこだわって選びました。年々、全国の樽職人が減っていく一方の現状ですが、職人さんが変わらず徳島にいてくださる安心。万が一、たがが外れたり割れたりかけたりしても、いつでもメンテナンスに出すことが出来ます。使い終わった後は洗剤で洗わずたわしでこするのみにして、お寿司を作るたびにちょっとづつお酢を染み込ませていっています。良い味わいになる日まで、これからも大切に育てていきたい道具の1つです。



杉みわこ/o-ba’sh cafe.店長

東船場の天然酵母パン“オーバッシュクラスト”の2号店“オーバッシュカフェ”で店長として働きながら、1日中食べることばかり考えている根っからの食いしん坊。徳島食材を中心に作る自宅での夕食+夫の定点撮影を投稿しているInstagramは、飾らない等身大な食卓が人気でフォロワー11万人超。いつも共に食卓を囲む夫である通称“めがねくん”は、みわこ父の営む自家焙煎珈琲専門店“可否庵”の焙煎士。



マストミの商品は、Lacycle mallでお買い求めになれます。

マストミ

創業家の枡富は、徳島県の南部地方で代々網元として漁業を営み、海の恵みに生かされて命を繋いできました。 その後、枡富漁業として1951年 神奈川県三崎を拠点にマグロの遠洋漁業をスタート。 1975年から地元徳島県での卸売業、食品製造業と事業を進め、今日までマグロと共に歩んでまいりました。


江本水産の商品は、Lacycle mallでお買い求めになれます。

江本水産

徳島県美波町(日和佐地区)出身。かつて大阪の厨房で腕を振るった経験を持つ、40代の元料理人で現役漁師が作るアオリイカの沖漬け。地元の海で獲れた新鮮なアオリイカを使用し、料理人としての技と感性を活かして、一つ一つ手作りしています。


板野漬物食品の商品は、Lacycle mallでお買い求めになれます。

板野漬物食品

板野漬物食品は徳島吉野の恵みが作り出す、阿波の彩り・阿波の味をお届けしています。徳島は清流とともに大地に恵まれているため、なす・大根・白菜・かぶら・野沢菜・みぶ菜・高菜・菜の花など、昔から漬物向けの野菜が豊富に栽培されています。板野漬物の漬物も、徳島の清流と大地で育った漬物です。


たむらのタマゴの商品は、Lacycle mallでお買い求めになれます。

たむらのタマゴ

徳島県阿南市で昭和38年より養鶏を営んでいます。自社養鶏場「タムラポートリー」は福井ダム湖畔に近い山の中腹にあり、一年中温暖な気候、澄んだ空気、山から湧き出る天然水など、鶏の飼育には最適の場所でストレスフリーに育てています。