土には本来、何も投入しなくても野菜を育てる力があります。野菜にも本来、肥料に頼らなくても育つ力が備わっているもの。これらの2つの力を引き出すために、重要なのが種。若葉農園では、あまり改良されていない在来の種子から自家採種を繰り返した種を使用しています。 化学肥料はもちろん動物性の有機肥料や油粕などは一切使用していません。 (植物性の堆肥のみ部分的に使用しています) 窒素過剰になると、野菜の中に人体に有害な硝酸態窒素が多く蓄積され、えぐ味のもとにもなります。

安心安全へのこだわりは、加工の過程にも。弊社の加工品は少しだけ自然栽培の原料を使っているというのではなくほとんど（塩と水を除き95％以上）自然栽培のものを使用して作っています。できる限り自社産の原料を使用しており、どうしても賄えないものは知り合いの信頼できる自然栽培農家から取り寄せて使っています。醤油、味噌、酢、砂糖の原料の大豆、小麦、米、サトウキビまで自然栽培です。(サトウキビはフィリピン産ですが知り合いの日本人（自然農法家）がしっかり栽培、製造まで監修しています。)

若葉農園では、多くの研修生を受け入れています。もともと農業に携わっていた人もいれば、全く異なる業種の仕事をしていた人も。出身県も皆バラバラです。でも、自然農法を学びたいという志は同じです。志を同じくするもの同士がともに集い、日々の仕事を実践していくことから、多くを学んでほしい。そしていつか卒業し、未来の農業を担う人材となってほしい。それが、私たちの願いです。