Wood Head

Wood Head
当社は、徳島県那賀町木頭にある木工製品の企画製造販売を行っている会社です。木頭で長く建設業を営んでいる廣間組から地域の課題解決のため、新たな事業として2017年に誕生しました。歴史ある地域資源の木頭杉を活用し、みなさまの生活に自然で美しい品々をお届けします。

安心安全にこだわった、無塗装仕上げ

木工製品は、美しさと強度を高めるために塗装を施すことが通例です。一方で当社の商品はほとんどが無塗装。なぜなら木の本来の質感や温もりをじっくりと感じていただきたいから。箸など口にする食器類はなるべく薬品を使わずに仕上げることで、みなさまに安心して使っていただけるよう心がけています。無塗装の木工製品を長く使うコツは、手入れをすること。と言っても難しくはありません。「五稜箸」は、杉自体に油分が多く水や汚れを弾く性質があるため、洗剤を使わずに洗うことができます。手肌に優しいだけでなく地球環境にも配慮できるのです。洗った後は、すぐに拭き取って乾かすのがポイント。木は水分を含むため、そのままにしたら木が傷みますよね。このように無塗装の木工製品を使いながら木の性質と向き合っていただくことも商品の大切な役割だと考えています。
無塗装の「五稜箸」で食事を楽しむ様子
代表商品「五稜箸」に使用している「木頭杉」は、奈良時代、平安時代から使われ、鎌倉時代には京都下鴨神社の造営に、天正年間には大阪城築城に使用されてきました。木頭杉の中でも”赤み”と呼ばれる、中心部分(心材)は、美しい淡赤色と香り高さで、昭和初期より京阪神市場で評価されました。長く評価されてきた木頭杉を価値ある資源として次世代につなぐため、私たちは木頭杉の赤みを「木頭朱杉(きとうあかすぎ)」と名付け、地域が誇れるブランドとして育てていきます。
「木頭朱杉(きとうあかすぎ)」の断面

木頭を象徴するロゴマーク

パッケージなどに登場する当社のロゴマーク。さて、何のイラストかわかりますか。木頭は、徳島市内から車で2時間ほどかかるところにあります。道路事情が伴わず車での運送が難しかった時代、木頭では伐採した木材を川に流送していました。その営みの中で生まれた技術が「木頭杉一本乗り」です。当社のロゴは、この一本乗りをモチーフにしています。_ 木を運び出すのも大変な苦労があった時代には、不便だからこそ生まれる知恵や工夫、力強く生きる力がありました。地域が大切にしてきたアイデンティティを伝えていくことを使命とし、このロゴマークが生まれたのです。
当社ロゴマーク
当社の活動の一環として、木頭に在来種・ヤマザクラを植樹しています。那賀町内産山櫻の実生から育成した苗木を地域の林地等に植樹する事で、保全(生物多様性への配慮)と、Co2の吸収・固定(低炭素化社会の推進)を同時に図りながら、地域にヤマザクラの名所を誕生させていく活動です。また、地域の様々なコミュティと共同活動を展開し、那賀町木頭地域の振興に向けた地域ネットワークの醸成に寄与する事を目指しています。

Wood Head商品一覧

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