藍布屋

藍布屋
株式会社岡本織布工場は、大正元年綿織物の織元として創業しました。徳島市の伝統工芸品に指定されている阿波正藍染・しじら織、そして力織機で織るデニム生地、阿波紬(つむぎ)等を生産・販売しています。

阿波しじら織とは

「阿波しじら織」は、18世紀の末に阿波地方で盛んに織られていた「たたえ織」という木綿縞を、明治時代の初めに改良して創案したと言われています。
改良のきっかけについては諸説ありますが、干していた着物がにわか雨に濡れてそのまま日光で乾かしたところ、縮んだことにヒントを得て創られたと言わています。
シボという独特の凹凸がしじら織の特徴。縦糸と横糸の本数と組み合わせによる張力差により生み出されています。張力差を計算して柄や模様を整えるため、卓越した技術と経験を要します。
シボがあることで、肌触りがよく、軽くて着やすくなり、汗をかいても肌に張りつかないため、特に夏のクールビズ衣料として重宝されています。
昭和53年7月に天然の阿波藍料を使用した阿波しじら織が「阿波正藍(しょうあい)しじら織」として、経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されています。

阿波正藍(しょうあい)染とは

徳島県の藍染は、江戸時代、阿波の藩主蜂須賀至鎮の奨励によってこの地で隆盛を極めました。
ほかの地の藍は『地藍』と呼ばれるのに対し、徳島県の藍はその品質の良さから『正藍(しょうあい)』と呼ばれ、全国各地で珍重されてきました。
藍染めの方法には、生葉で染める「生葉染め(なまはぞめ)」もありますが、徳島県の藍染めは阿波藍を原料にして「発酵建て」という方法で染められます。
藍染は一度で濃い色に染められないため、染める・絞る・乾かすの工程を、何度も繰り返しています。回数を重ねるたびに調和のとれていない色が落とされて、深みのある色が醸し出されていくのです。独特の香りも着る人に安らぎを与えてくれます。
藍布屋は、大正元年創業の株式会社岡本織布工場製品のショップとして平成元年にオープン。
阿波しじら織生地、スカーフ、ジーンズ、インテリア小物、等そしてギフト製品も取り揃えております。

藍布屋商品一覧

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