日本一ピュアな“エプソムソルト”を
お風呂のおともに

日本一ピュアな“エプソムソルト”を お風呂のおともに

愛くるしいバスボムの秘密

テディベアを彷彿させるキュートなビジュアルのバスボム「artbombs(アートボム)」を筆頭に、さまざまな入浴剤を展開する「NEHAN TOKYO(ネハン トウキョウ)」。

東京・表参道にあるショップには、バスタイムの癒しを求める人々が足しげく通います。驚くのは、そこに並ぶアイテムはすべて徳島で作られていること。鳴門市で約420年もの歴史を持つ「馬居化成工業」が開発から製造、販売までを一貫して行っています。

▲“プロダクツとアートの融合”をコンセプトにした「artbombs(アートボム)」。“エプソムソルト(硫酸マグネシウム)”から作られています。バスタブに入れるのがもったいないほどのかわいさ。

入浴剤の特徴は、欧米で“エプソムソルト”と親しまれる「硫酸マグネシウム」を主成分にしていること。
“エプソムソルト(硫酸マグネシウム)”は、肌にやさしい中性で、水に溶けやすい性質。名前に“ソルト”が入っているため塩だと思われがちですが、塩ではありません。ミネラルでもあるマグネシウムは、保湿効果が高く、風呂あがりの肌を柔らかく整えます。ちなみに、硫酸マグネシウムを主成分とする北海道の旭岳温泉は、全国でも希少な存在。名湯とうたわれています。


つまり、“エプソムソルト(硫酸マグネシウム)”を用いた「NEHAN TOKYO」の入浴剤を使えば、名湯級のお風呂が自宅で実現するというわけです。

▲唯一の直営ショップ「NEHAN TOKYO」。内観は商品と同じ、シンプルかつラグジュアリーな雰囲気。

関ケ原の戦い以前から続く老舗

「馬居化成工業」は徳島で最古の企業です。創業したのは、なんと江戸幕府が開かれる前の1599年(慶長4年)。4世紀をまたぐ長い歳月の中で、変遷を繰り返しながら歴史を紡いできました。

現在の代表・馬居正治さんは次のように沿革を振り返ります。


「塩田の開拓からスタートし、300年近く製塩業を営んでいました。明治後期に塩の専売制が実施され、塩の生産が民間から国へ移ることをきっかけに製塩業から撤退。大正のはじめに、塩の製造過程でできるにがりを原料とする製薬業として再スタートしました。このときからにがりの成分である硫酸マグネシウムを取り扱っていました。
しかし、昭和の中頃に塩の製法が変わって、にがりを安定的に得ることが難しくなりました。そこで、先々代と先代はこう考えたそうです。製塩の副産物に頼らずに硫酸マグネシウムを自分たちで製造しようじゃないかと」。

▲現代表の馬居正治さんは十五代目。ピンチをチャンスに変えてきた先代の教えを受け継いでいます。

当時、硫酸とマグネシウムの化合によって硫酸マグネシウムを工業的に生産しているところはなく、手探りの挑戦。「ビーカーで作るのとはちがって、大きい規模で生産することに苦労があったようです」と馬居さんは語ります。硫酸とマグネシウムの比率や量、化学合成法など試行錯誤を繰り返して、1968年(昭和43年)に技術を確立させました。

硫酸マグネシウムは医薬品、化粧品、飼料、肥料の原料になるなど用途多彩。いつしか「馬居化成工業」の代名詞になり、現在は精製硫酸マグネシウムの国内シェアNO.1を誇ります。

1本の電話からブランド誕生

時は流れて2013年。企業向けに硫酸マグネシウムを卸していた「馬居化成工業」に、主婦の方から珍しい問合せがあります。
「“エプソムソルト”を売ってほしい」。
前述のとおり、“エプソムソルト”とは硫酸マグネシウムの別称。

「この問合せ以降、同じような電話が何本も続きました。個人向けの販売はしていなかったので断っていましたが、あまりにも問合せが多いのであるとき、お客様に理由を聞いたら、ハリウッド女優や海外セレブに美容目的で使われている入浴剤が“エプソムソルト”だって。国産の“エプソムソルト”を調べて、みなさんうちに行きついて問合せしてくれたというわけです」。

この頃、入浴剤では輸入品の“エプソムソルト”は多く出回っていましたが、国産はまだ少なかった時代。
「調べてみると、欧米ではおばあちゃんの知恵袋のような感じで昔から親しまれている入浴剤であることを知りました。そして現代でも、モデルさんやハリウッドセレブがここぞ!という時に“エプソムソルト”を入れて入浴しているみたいで。流行の兆しもあり、うちで作っている最高峰の硫酸マグネシウムを使ってオリジナル入浴剤を製造してみようと考えました」。

2014年、工場の空きがあったことも後押しして、“エプソムソルト(硫酸マグネシウム)”を主成分とした入浴剤のプロデュースがスタート。翌年には表参道に店舗を構え、バスソルトブランド「NEHAN TOKYO」が産声をあげたのです。

▲鳴門市にある馬居化成工業の工場。

国内最高純度99.99%

「NEHAN TOKYO」が手がける数ある入浴剤の中で、最もピュアでスペシャルな商品が「エプソルト」。主成分となる自社製造の”エプソムソルト(硫酸マグネシウム)”は99.99%という国内最高峰の純度を誇ります。
この純度を守るためには、一度完成した硫酸マグネシウムを再度溶解し、1日かけて冷却し、再結晶化。医薬品を製造する技術を応用し、結晶化を繰り返すことで極限まで不純物を取り除いています。
つまり、高度な技術によって、”エプソムソルト(硫酸マグネシウム)”の美しい結晶は得られます。高品質でピュアだからこそ、肌にやさしい入浴剤になるのです。リピーターも多い逸品。

▲高純度の“エプソムソルト(硫酸マグネシウム)”をぜいたく使いした「エプソルト」。お風呂に入れると発汗を促し、デトックス効果が期待できます。

また、バスボムシリーズは、“1点もの”をという馬居さんの想いから、なんと手作業で作られています。機械ラインでは難しい複雑な型を用い、人の手だからこそ形づくることができるラグジュアリーなバスボムとなっています。
これは、製品開発のポリシーに掲げている「シンプル」であることにつながります。シンプルな処方で小ロット生産を行うと、余分な原料や商品在庫が抑えられ、廃棄ロスの削減に役立っています。

▲ハンドメイドのバスボム「eprience(エプリエンス)」。創業年がデザインとしてあしらわれています。
▲繊細なバスボムは梱包も一つひとつ手作業。

「日常をちょっとやわらかくする」。
そんな願いが込められたバスアイテムの数々は、十五代続く老舗メーカーの努力の結晶。商品のバリエーションは着々と増え、現在では34種類ほど。イノベーションは続いています。

▲桜、庭、寺をテーマにしたアロマで和の心を感じられるバスソルト「クレイエプソルト・ニルヴァーナ」。2021年7月に発売された新商品。

限界まで純度を高めたオンリーワンの“エプソムソルト(硫酸マグネシウム)”。
このきらめく結晶をお風呂に溶かせば、心も体も満たされてほっとリラックスできます。また、そのやわらかなお湯は美肌も育んでくれます。日々のバスタイムがもっと豊かに、待ち遠しい時間になることでしょう。


NEHAN TOKYO(馬居化成工業)
NEHAN TOKYO:東京都港区北青山3-10-21
本社:徳島県鳴門市撫養町黒崎字松島60
https://nehan.tokyo.jp/index.html
https://umaichem.co.jp/


NEHAN TOKYOの商品は、Lacycle mallでお買い求めになれます。

エプソルト【 1袋 】【スプーン1本付】
現代人に不足しがちなミネラルのひとつ、マグネシウムが主成分の入浴剤。 発汗を促し、肌のうるおいアップをサポートしてくれます。