タマゴからはじまる健康的な食のサイクル

タマゴからはじまる健康的な食のサイクル

“ご褒美卵”はコレ!

卵焼き、目玉焼き、オムレツ……など、日々の食卓に欠かせない卵料理。生でも焼いても茹でても楽しめるし、ふわふわになったりとろとろになったりと変幻自在で飽きさせません。何よりも美味しくて栄養もとれる卵は、冷蔵庫内を陣取るレギュラーメンバー。

▲ 手軽さ最強の卵料理と言えば卵かけごはん! 「たむらのタマゴ・濃密」に、醤油はオリジナルの「たまごが恋するお醤油」で。

いつもより美味しい卵料理が食べたいなあという気分の時に手に取る、個人的な“ご褒美卵”があります。それが「たむらのタマゴ」。こだわって育てられた卵とあって卵本来の味が引き立つ風味豊かな美味しさ! いつもの卵料理でも至福度が一気に上がるのです。


健康な鶏から産まれる健康な卵

「たむらのタマゴ」は、養鶏家・田村智照(もとのぶ)さんが1963(昭和38)年に起業。飼料や成育環境にこだわった美味しい鶏卵等を製造販売しています。

美味しさの秘密を尋ねに徳島県阿南市にある本社を訪れました。すぐさま「さあ、行きましょう」と、代表の田村智照さんと専務の田村木綿子(ゆうこ)さんが先導する車の後ろに付いて移動することに。美味しさの秘密は約20分ほど車を走らせた緑豊かな福井ダムの近くにあるようです。

▲ 福井ダムは、阿南市と海部郡の境に位置し、福井川の中間点にあります。

木々に囲まれた福井ダムの湖畔をぐるりと走って到着したのは「タムラポートリー」。「たむらのタマゴ」が生まれる養鶏場でした。

▲ 山の斜面を切り開いて建つ養鶏場「タムラポートリー」。

「鶏は暑さに弱いから平地で育てるよりも風通しの良い山で育てる方が良いんです。太陽と風と豊富な水と……人間にとっても鶏にとっても棲み心地の良い場所が一番なんですよ」。

智照さんに案内されて、鶏舎までのでこぼことした坂道を歩いていると、山から吹き降ろす風が身体に当たって、髪や服が強くなびきます。夜になれば気温も下がり、さらに涼しい風が吹くのだそう。豊富な水にも恵まれた、自然豊かな立地であることを肌で感じながら、鶏舎へと向かいます。

▲ 産み落とした卵は傾斜の付いたケージからコロコロと手前のコンベアまで転がり、そのまま集卵室まで運ばれていきます。

「タムラポートリー」で飼育されている鶏はなんと約9万8000羽。
鶏たちは約26時間に1個、卵を産むのだそう。

「スタッフたちには幼子を育てるように鶏を育てなさいと言ってきました。赤ちゃんは言葉で気持ちを伝えることができないように、鶏も言葉が通じません。だからこそ鳴き方や動き方で普段と体調などの違いがないかを察してあげることが大切なんです」。

朝と夕方の1日2回欠かさず行う鶏舎の見回りでは、目で見て鶏たちの健康チェックを行います。

できるだけストレスが軽減されるよう環境を整えた鶏舎ですくすくと育つ鶏たち。ケージの前には、その日、産み落とした何万個もの立派な卵がゴロゴロとベルトコンベアに乗って運ばれていました。

▲ 2階部分に鶏舎がある高床開放鶏舎。窓を手動で開閉して鶏舎内の気温を管理しています。
▲ 鶏舎から長い長いベルトコンベアに乗って集卵室に運ばれてきた鶏卵。
▲ 産みたて卵が割れていないかどうかをチェック中。これから本社の工場へと運ばれて洗浄や選別などが行われます。


菌の力に出会って薬剤いらず

「たむらのタマゴでは、鶏の成育環境を支えているのはEM菌。ハエやダニの対策として鶏舎内に定期的に散布することで殺虫剤を使う必要もなくなりました。またエサに混ぜることで鶏たちの健康を保つ手助けができるようになったんです」。

智照さんが話す「EM菌」とは、乳酸菌や酵母菌、光合成細菌などの約80種の有用微生物群のこと。

▲ 代表の田村智照さん。「美味しいタマゴを食卓に届けたい」と養鶏家を志したのだそう。

約30年前の1990年頃、大病を患い体調を崩したことをきっかけに、安心安全な食への関心が高まった智照さん。薬剤を使用しない養鶏を目指して出会ったのがこの「EM菌」なのだそう。

▲ 鶏舎内にEM菌を散布している様子。ハエやダニが少なくなれば衛生的で、鶏のストレスも軽減されます。

厳選した飼料には、多種多様な菌が配合されているEM発酵飼料のほか、遺伝子組み換えなし・収穫後に農薬不使用のトウモロコシや大豆、そのほか、海藻や醤油粕や炭などをバランスよく独自で配合。

「たむらのタマゴの卵は臭みが無いとよく言われるんですが、厳選した良い飼料を食べているからじゃないかなと思います。EM発酵飼料や炭が鶏の腸内環境も整えてくれているのでしょう」。


鶏卵からお惣菜までまるごとおすすめ

「たむらのタマゴ」の卵は3種類。
卵本来の風味とコクが特徴の、定番「たむらのタマゴ」。卵かけごはんやすき焼きなど生で食べるのにぴったり、濃厚な黄身が特徴の「たむらのタマゴ・濃密」。そして、主飼料をトウモロコシではなく地元農家産のお米を使用し、あっさりとした味わいの「たむらのタマゴ・地米」。

▲ 左から「たむらのタマゴ・地米」「たむらのタマゴ」「たむらのタマゴ・濃密」。
▲ 一番左の白い黄身が「たむらのタマゴ・地米」。中央奥が「たむらのタマゴ」。一番濃い色の黄身が「たむらのタマゴ・濃密」。

鶏に与える飼料を変えることで、種類の違うタマゴが産まれます。そんな話を聞くと、食べるもので身体が出来ているんだなと改めて実感します。

▲ 「たむらのタマゴ」本社に設置されている自販機。

これらの卵は県内外のスーパーマーケットで販売していますが、本社横には卵の自販機も! たくさんまとめ買いしたいという方のために21個入りなどの大容量も用意されていました。

▲ お金を投入してから欲しい商品の扉横にあるボタンを押すと扉が開いて購入できました!

実は「たむらのタマゴ」では鶏卵の販売の他、だし巻き卵や煮たまご、鶏そぼろなどの約20種のお惣菜を製造し、生協等で販売もしています。

また、現在(2022年8月)、親鳥の肉を販売することも検討中だそう。「通常、親鳥は身が硬くて食べづらいと感じるものなんですが、うちの親鳥は食べやすく臭みも無いんです」と、木綿子さん。飼料にこだわり、衛生的に配慮した鶏舎で育てたことで、鶏肉そのものも美味しくいただけるのだと話してくれました。


“フン”から生まれる理想的な循環

健康的に育てられた鶏たちは、どうやら“フン”も健康的なようです。
「たむらのタマゴ」では鶏舎から鶏糞を回収し、発酵させて栄養価の高い肥料を製造しています。農家さんからは「この肥料を使うとお米も野菜も味が全然違う。もう他の肥料には戻れない!」との声が届いているとか。希望があれば専用車で近隣の農地へ直接、肥料の散布サービスも。

「たむらのタマゴ」から地域の中で“健康的で、安心安全”の循環も生まれていました。



たむらのタマゴ
徳島県阿南市長生町原田154-1
tel.0884-22-1609
http://tamura-tamago.com/



たむらのタマゴの商品は、Lacycle mallでお買い求めになれます。

たむらのタマゴ3種セット+お醤油

「たむらのタマゴ」・「濃密たまご」・「地米たまご」の生卵3種類と卵かけご飯に合う醤油「たまごが恋するお醤油」のセットです。