目次 鉄板の差し入れ いい香りのするジェラート 「食べられるモノはすべてジェラートにします」 素材のポテンシャルを引き出す甘さの微調整 現地…
定食一筋43年、誰もが推す人気店
「定食専門店 食べごろ」は徳島県民からの支持がとにかく厚い定食の専門店。地元民には必ずおすすめされ、県内情報誌によるクチコミ系グルメ企画のアンケートでも常に上位をキープしています。一人でも、友人とのおしゃべりを兼ねたランチでも気軽に利用できて、食事のバランスも良し。どの季節のどんな気分にも応えてくれるメニュー数の多さから、様々な世代に愛されています。
オープンは43年前の1981年。現オーナー石川貴大さんの父によって、徳島市内でスタートします。当時から定食専門を冠にし、洋食の多い今とは違って和食が中心のメニューでした。
店名の由来は、旬を意味する食べごろではなく、「出来立て熱々の“食べごろ”を届けたい」という意味で名付けられたそうです。現在は県内のホテルやレストランで経験を積んだ貴大さんが後を継ぎ、2013年にモダンな雰囲気の店内と洋食メニューを豊富に揃えた新店舗を北島町にて新たにオープンさせました。
“食べごろ”を貫いた手作りの冷凍食品
しかし、先代の意志を継ぎ、“食べごろ”を提供し続ける中で、世界的パンデミックがやってきます。「定食専門店 食べごろ」も店舗での飲食が難しくなり、テイクアウトでの経営を余儀なくされるのですが、石川さんは営業スタイルの転換をすぐに決断できずにいました。
「先代から引き継いできた『熱々の食べごろを提供する』というコンセプトに反している気がして渋っていたんです。でも常連さんのために食事を届けたい想いはやはり強くて……、心苦しさはあったのですが決断しました」と石川さん。
2022年6月にお弁当を専門にした新たな店舗『TABEGORO BENTO』を立ち上げ、12月には瞬間冷凍機を使った冷凍食品ブランド『TABEGORO PREMADE』をスタートさせました。
「このブランド名は“お店の料理の作り置き”という意味です。店での味そのままを再現することは叶いませんが、瞬間冷凍によって作りたての香りや食感を閉じ込めることができます。美味しさを保つために一度にたくさんは作らず、少しずつ、すべて手作りをコンセプトに作っています」と、言葉を続ける石川さん。
上品に香る出汁、常備しておきたい「そば米汁」
「定食専門店 食べごろ」の味を大切にした冷凍食品ブランド『TABEGORO PREMADE』では実店舗でのオーダーが最も多い、「鶏のチーズ焼き(トマトソース)」を中心に、阿波黒牛と徳島県産の上質な豚を使った、一番人気の「阿波黒牛と徳島県産豚肉の合挽ミンチのチーズとろける濃厚ラザニア」と、「阿波黒牛と国産豚肉のPREMIUMハンバーグ」が人気。
加えて、ふっくら食感が魅力の徳島県産さわらを使った「西京焼き」や「鳴門金時のポタージュスープ」など、地元の素材を使った商品が目立ちます。
また、どの商品もレンジでチンしたり、湯せんして温めたりするだけ。調理がお手軽なところも手に取りやすい魅力です。
TABEGORO PREMADEの商品は、Lacycle mallでお買い求めになれます。
阿波黒牛と徳島県産豚肉の合挽ミンチのチーズとろける濃厚ラザニア6個セット
TABEGORO PREMADEの商品は、Lacycle mallでお買い求めになれます。
阿波黒牛と国産豚肉のPREMIUMハンバーグ3種類のセット
TABEGORO PREMADEの商品は、Lacycle mallでお買い求めになれます。
人気の西京焼きシリーズ3種盛り合わせセット
主には洋食ですが、そんな中でとくにおすすめしたいのが、徳島県の郷土料理「そば米汁」です。出汁の香りとそば米(そばの実を塩ゆでして、からをむき、乾燥させたもの)の食感が肝となるシンプルな料理。そば米汁もブランド当初からある人気商品のひとつです。
「以前、定食屋でその時々で具材を変えて出していたんです。常連さんはもちろん、県外から来たお客様にも喜んでいただいていたのですが、そばアレルギーなどのこともあり、今は出していなくて。でも、私自身は県外出身者なのですが、徳島に暮らす祖母が作ってくれていたそば米汁が大好きでした。だから、ブランドを始めるときはどうしてもそば米汁を復活させたかったんです」と石川さんの妻、英理子さん。
様々な昆布を試してたどり着いた羅臼昆布とカツオ・サバ・イワシ・アジの混合節による合わせ出汁。醤油は少量で、出汁の香りが鼻で上品に残るよう、風味が強くなり過ぎないことを大切にしながら丁寧に仕上げています。インスタントでは出汁の香りを維持することは難しいですが、『TABEGORO PREMADE』なら温めるだけで出来たての風味を自宅でいつでも味わうことができます。
「祖母も昔スーパーで売っていた、ゆでたそば米と具材を混ぜるだけでそば米汁ができるチルド品をよく使っていました。毎回、一から作るのは大変ですし、これならストックできます。好きなときに食べてもらえたらうれしいです」と英理子さん。
昔ながらのそば米汁ではありますが、徳島県民でさえ最近ではあまり食卓に登場しない家庭もあるかもしれません。でも、ふと無性に食べたくなる瞬間がありませんか? 特に県外に暮らす方は目や耳にする機会すら少なく、食べる機会はほとんどないと思います。そんな離れた場所で頑張る家族や友人にもぜひ届けてほしい一杯です。素朴で派手さは在りませんが、故郷を思い出させてくれるそば米汁は、お腹だけでなく心も満たしてくれます。
徳島のそば米汁はみんなのソウルフード
そんな徳島の味、そば米汁を「ラシクルモール」のスタッフが東京に暮らす家族に送ってみました。
まずは、東京に住んで13年になる徳島県出身の佳那子さん。届いたそば米汁を手にして「懐かしい気持ちになった」とのこと。
「子供の頃は当たり前のように食べていましたが、上京してからは見かけたこともなかったです。久しぶりに食べると、やっぱり故郷を思い出してホッとします。食べ応えがあるから仕事で帰りが遅くなったときや、小腹が空いたときなどにぴったりですね。あと、体が温まるので寒い日にも食べたくなります。とにかく出汁が素晴らしくて、疲れた心と身体にじんわりと沁みます」
友だちにおすそ分けしたところ、すっかり気に入ってくれたとも教えてくれました。
同じく、徳島出身の俊人さんは「県外の方にもぜひ味わって欲しい」とのこと。
「そば米だけでなく、野菜や肉などの具材もしっかり出汁が馴染んでいて美味しいですね。お味噌汁のように毎日食べたいです。また、万人受けする味だと思うので、人が来たときに締めの汁物として出したい。食べたことのない人にも味わってみてもらいたいです」
徳島に帰省すると、おばあちゃんが作ってくれるそば米汁が大好きだという俊人さんのお子さん二人にも試してもらいました。
「久しぶりに食べたけれど、このそば米汁も美味しかった!」と、優(ゆい)ちゃん。「最近は徳島に行くことが減って年に1回くらいしか食べられないのでそば米汁が届いてうれしかったです。すだちを絞ってみると爽やかになって、もっと美味しくなりました」と慧(けい)くん。子どもたちにも好評のようでした。
香り良い出汁とそば米ならではの独特な食感が味わえる、そば米汁。
徳島県人にとっては地元を思い出す味であり、徳島県人ではない人にとっても体も心も温まるやさしい味わいです。そば米汁は誰にとっても「田舎」や「ふるさと」を思い起こさせる、どこか懐かしさをまとった汁ものではないでしょうか。
忙しく慌ただしい日々に、また遠く離れて暮らす大切な人へ、そっと心を寄せるような日常の贈り物に、『TABEGORO PREMADE』があなたの暮らしの中で心強い存在になりますように。
TABEGORO PREMADE(定食専門店 食べごろ・GFE合同会社)
徳島県板野郡北島町中村字樫切7-1
tel 088-676-3364
https://www.goodforeating.com/
TABEGORO PREMADEの商品は、Lacycle mallでお買い求めになれます。
徳島の郷土料理であるそば米汁。出汁から丁寧にとり、具材には鶏肉や地元のレンコン・人参を入れた、飲み応え十分な一杯となっています。